第52夜
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頭上から声をかけられた。
見上げると、見知ったシルエットが太陽を遮っていた。
アラ「君は……ジュダルくん…」
ジュ「よぉ、アラジン。1人でどこ行くんだ?」
アラ「旅に……でるのさ。」
ジュ「おいおい、いいのか?大好きなアリババクンが心配してたぜ?」
アラ「…いいのさ。彼はもう大丈夫」
ジュ「お前の大事な王だろうが」
アラ「…いいんだ。それに僕はもう______」
ジュ「なぁんだ、気付いてたのか。そりゃぁそうだよな、"見えない"んだろ?」
アラ「!…君も……知っていたのかい…?」
ジュ「あぁ、見ればわかるさ。お前のルフをね」
アラ「知っているなら話が早いよ。僕はこれ以上アリババくんを助けることはできない。
だってもう僕は______
マギじゃないんだから」