土方十四郎 #3 ※微裏注意
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腕を強く引かれバランスを崩した体を十四郎はいとも容易く抱きとめて、まるで離そうとしない。
そしてふと頭上の彼の顔を盗み見ると、妖艶な笑みを浮かべている。なんてこった、いけないスイッチを押してしまった。
「と、十四郎…?!やめっ…!」
「やめる?何言ってんだ」
誘ったのはお前だろ?
ニヒルな笑みを浮かべ、耳元で囁く十四郎。その声だけでゾクゾクと体がよろこびの悲鳴をあげる。
そんな様子を知ってか知らずか、彼はさらに笑みを深めて耳朶を甘噛みした。
じわりと広がる痛み。しかしそれは聞こえる十四郎の熱い吐息のせいですぐに快楽へと変わっていく。
「んぁっ…あっ…」
「ヤらしい声」
彼はククッと喉を鳴らしながら笑って、抱きしめる力を強めた。
密度の濃い夜は、まだ始まったばかり。
くるみ
絵描き好きな女子/18↓/ハウルは俺の嫁 Twitter/もし絵柄みたことあったらそいつです