No.41 おっかぐびびび微うらーらーらーらー
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手を繋いだままずんずん歩く。会話は無い。だが体育館裏まで来たとき、サドがピタリと足を止めた。
「…大丈夫だったかィ?」
「…まあ、な」
「アレ以上変なことは?」
「されてないネ」
「んじゃちょいと失礼」
「へ?」
目をぱちくりさせた途端、勢いよく体育館の壁に押し付けられた。そしてそのまま唇が重ねられる。
「んっ…!!」
少し荒々しくて、私が苦しいと合図をしてもなかなか聞いてくれなかった。
「はっ…サド…!」
「もうちょっと我慢しろィ」
そう言うと今度は首筋に吸い付かれる。というか、歯を立てられている。
多少の痛みを堪えつつ、私はサドが顔を上げるのを待った。