イ/ナズマ文庫
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「君は、どこの中学の生徒?」
ぐっ、と南雲がつまる。
そりゃそうだ。
エイリア学園なんて口がさけても言えるわけない。
「エイリア学園だよ」
上の方から声がした。
見上げると、見覚えのある赤い髪が風に吹かれていた。
「グラン…!?」
キャプテンが驚きの声を漏らし私も口がぽかんと開いてしまった。
グランがわざわざ邪魔を…?
協力して雷門を倒そうとしてたんじゃないの?
これは予想外だ。
後であっきーに連絡しなきゃ。
南雲が黙って唇を噛んだ。
「こんなところで、なにをしているんだい?」
そのぞんざいな口調に南雲がきっと顔を上げた。
「おいおいグラン、邪魔すんなよ。せっかく偵察してたのに」
――――――――――――――みなさん、ふぃるたさんで一時期更新してなかったんですが、覚えていらっしゃいますか?
これからもゆっくり更新していくのでよろしくお願いします!