イ/ナズマ文庫
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その言葉が合図だったかのように、目の前の海から潜水艦の様な船が現れた。
なんだよ、このスケールの大きさは!凄すぎでしょ…。
私達が呆然と見守る中、真帝国学園は長い階段をこちらに伸ばしてきた。
そういえば、さっき不動が真帝国には鬼道さんへのビックゲストがいるって言ってたよな…。しかもその人は、私の憧れの先輩だとも言ってた。
なんで私の憧れの先輩を知ってるのかはさて置き、鬼道さんへのビックゲスト兼私の憧れの先輩っていったら、眼帯のあの人しかいない訳で…。
でもあの人は、鬼道さんと一緒に影山の腐ったサッカーから抜け出したはずだし…。
考えれば考えるほどにわからなくなっていく。
これは、実際会ったほうが絶対早いよなぁ…。
私の揺れる視線に気づいたか、一之瀬さんが肩に手を置いた。
「誰がいるか、心当たりがあるんだね?」
「はい、一応は…」