イ/ナズマ文庫
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「……」
「ちょっと、真ちゃん!」
「あ、あぁ」
「士郎くん、いい人だよ?それにすっごいシュート打つんだから!」
「そ、そうか…」
「なんにも心配ないよ。じゃあそろそろ帰るね」
星羅の後ろ姿を見ながら、俺は改めて誓った。
きっと、星羅を護れるくらい強くなる、って。
―雷門中―
帰ってきて早々、又しても理事長の呼び出しがあり、私は一之瀬さんと二人で並んで理事長室へ向かっていた。
「今度はなんだろうね」
「さぁ…。全く見当つかないです」
だってデザームはここ、雷門に来るって言ってたのに、わざわざ呼び出される意味がわからない。
「まぁ、とにかく行けばわかるんじゃないですか?」
「そうだね」
行って面倒臭いこと言われたら嫌だなぁ。
そんなことを考えつつ、着いた理事長室で言われたことは
「大阪に行くぅ~!?」
てか大阪なんかにエイリア学園の秘密基地あんのかぁ?