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(彼女は愛を壊した)
｀僕は彼女が好きだった。彼女を独りで泣かせたくなかった。僕が彼女の傍にいたかった。彼女に僕だけを見ていて欲しくて、僕が彼女を笑顔にしたかった。例え、彼女が涙を流す理由が、僕ではない、彼女の愛しい人によるものであったとしても。
けれど、どんなに僕が彼女を想っていても、彼女の涙を拭おうとも、僕は彼女の涙を止められる訳じゃない。僕は彼女の傍にいることも笑顔にすることも出来ない。彼女はいつも僕を見ながら愛しい人を思い浮かべ、なんとも言えない辛そうな顔をする。彼女の唇は、愛しい人の名前を紡ぐ。それと同時に僕の恋も終わりを告げた。
miiiko.
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