第二話 嵐の予感
投稿日:
186
0
0
0
工業地帯のネウロイを全滅させたギャル大尉は崩れるように自室のベッドに横たわった
「はぁ…終わったぁ…」
顔からは安堵と共に疲れも滲み出ていた
やがて、静かに瞼を閉じた…
翌朝、ギャリーは騒々しい鈍い音で半ば強制的に覚醒した
「ぅう〜....なぁにぃ…?」
上半身だけを起こし、ドアの方を向く
くせっ毛にしては大げさな髪の毛(俗に言うアホ毛)が布団から自己主張している
「ギャリー!起きてっ!大変よっ!」
ドア越しの声の主は同僚であり、同じ部隊の部下である魔女(ウィッチ)だ
「なによぉ…あたしは疲れてるのぉ…」
やっとのことでベッドから脱出し、ドアを開ける
「やっと起きた....あんた、訓練生の時から寝たらなかなか起きないから…」
同僚があきれ顔で言ってくる
「あによぉ....で?用件はぁ…?」
「あっ....そうそう、あんたに転属のお達しよ!」