東方二次創作!
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「だから、お酒さえ飲まなきゃ大丈夫だって」
「でも変化した姿が新聞に載ったりしたら、表通りを歩けなくなってしまいますわよ?」
「だーかーらーお酒さえ飲まなきゃ大丈夫だってばー」
食事会に誘われて外に出て、少し歩きますよとの言葉に従って後を付いて歩きながらの会話である。
そうなのだ。蓮子とメリーは妖怪ハーフ。
妖怪とは、バケるモノなのである。半分は妖怪なのだから、半分ぐらいは化けるのだ。
具体的には、泣いたり怒ったり、お酒を飲んだりして気分が高揚すると、妖怪姿に化けてしまうのが悩みのタネなのである。
それにしても歩く。少し歩きますよドコロか、もうすっかり街外れである。さすがに不安になった蓮子が射命丸に話し掛けようとした時。
「あれですよ、あれが」
文は、満を持して振り返る。
「あれが、逢魔が横丁です」