東方二次創作!
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「悔しい思いを、したからね」
妖精は悪戯が好きだがおしゃべりも好きだ。
一日中おしゃべりしても飽きない。レンテも妖精、そのノリで理由を語り始めた。
あっきゅんって人間が本を書いて、その本には幻想郷の有名人や人妖の説明が載っていて妖精についても書かれていると知った。
妖精についての所だけでも読んでみたいと思ったが、仮に本があっても字が読めない。
どうしようかと思っていたら、こんな話も聞いた。
人里外れの古道具屋さんは、本をたくさん持っている。悪戯は嫌いだがジョークは好きだと。
知恵を絞って、出来るだけのジョークを仕掛けた。
毎日一日中時間を掛けて綺麗なお花を摘み、花束にして毎朝、古道具屋の店頭を飾った。
そして一週間目、わざと見つかるのである。
「毎朝の素敵なお花のプレゼントは君だったのかい? 可愛い妖精さん」
古道具屋さんはジョークとして受け取ってくれ、まんまと本の読み聞かせ権を得たのだ。