微風倶楽部
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レンテは、明らかに特異点妖精だ。
あっきゅんの著作で、妖精をヴァカにされた記述にレンテは泣いて悔しがった。自分がヴァカにされた訳でもないのに、妖精をヴァカにされて悔しくて泣いたのだ。自分が妖精であるコトにプライドを持っているからに他ならない。そしてヴァカにされたコトを見返してやるんだと、寺子屋で勉強をする。
飽きて放り出すコトなくだ。そして今、レンテは確かに将来の夢を語った。語ってしまった。
プライド、向上心、小さな身体に秘めた野心。
いづれも妖精には無縁のモノだ。
人間臭いのである。だからこそ他の子供たちは、知らず知らずの内にこの妖精を認め、対等の友達として付き合っているのでは、ないか。
レンテは違うベクトルでチルノや大妖精と比肩する強烈な妖精なのである。
「そこまで!」
マミ姐の朗々たる声を合図に合戦は終わった。
「整列じゃあ!」