藤北

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☆遅くなってすみません。
☆困惑している顔に続けてキスをして、ネクタイをほどいた。
そのままシャツのボタンを外す。

｢ちょ…先輩!?｣

いつも余裕な顔をしているくせに、慌てふためいているのが気分が良くて、つい笑ってしまった。

｢あ、笑った。可愛い。｣

｢………｣

やっぱりこいつは、どこかおかしい。

｢……北山。｣

｢？なんすか？｣

｢………なんで嫌がらねぇんだよ。｣

｢決まってんじゃないスか〜！先輩が好きだからです！あ、また嫌いとか言わないで下さいね？傷付くんで。それにしても先輩…っ――?!｣

抱きしめると、北山はうるさい口を閉じた。

｢やっと黙った。お前うるさいんだよ。おかげで話が出来ない。｣