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「ごめ、ん。待った…?」 少しして息の荒い永和が来た。 急いで来てくれるあたりが、彼らしい。 無意識に、頰が緩んだ。 「もともと公園にいたの」 「そか」 そう言って私の隣に、すとんと腰を下ろした。 「ごめんね、急に呼び出して」 「いや、なんかあったんだろ。どうした?」 大した距離じゃないとはいえ、ただのクラスメイトから夜に呼び出されて応じてくれる永和は、すごく優しい。 「あのね、」 震える声を悟られないように、思い切り息を吸った。