どうしようもないくらい君が好き 2
部活の休憩中。ドリンクを用意しに、水道で入れ物を洗っていた時だ。
「みーずーきーっちぃー」
「ちょ、涼太…///」
涼太がやって来て、後ろからぎゅーっと抱きしめてきた。声もいつものハキハキした感じではなく、二人っきりの時だけに聞ける、甘い声。こんな声、他の女の子達には聞かせないだろう。
「今日も疲れたっス…だから充電!」
「もぉ…しょうがないなぁ。」
こういうところが可愛くて。ついつい甘やかしちゃう。…私も、これを期待して、女の子達に見えない位置にある水道に来ているのかも、なんて。
「みずきっちぃ、今、何考えてたんスか?」
「んーん、涼太が可愛いってことー」
「なんスかそれーみずきっちの方が可愛いっスー」
「はー?なにそれーっ」
私達はバカップルなのかもしれないな。
続く
無断転載ダメ、ゼッタイ。 ※今はほぼ浮上してません…※ 旦那 → 宮地清志 ♡ 付き合い記念日 → 2014/5/10 結婚記念日 → 2014/...