どうしようもないくらい君が好き 最終話
「…涼太?」
あまりにもじぃっと見つめられて、いい加減限界だ。そろそろと目を逸らす。すると、涼太は私の手を握り、その手を高々と上にあげた。
「りょ、涼太!?」
驚く私をよそに、涼太は大きく息を吸って
「俺は、みずきっち以外、好きになるつもりはないっス!その辺、把握よろしく!」
こう、宣言した。
ファンの女の子達は目をまん丸にし、やがて動揺し始め、次々と体育館を後にした。
私はというと。手を握られたままぽかーんとそこに突っ立っていた。
「涼太…そんなことしたら、ファンがいなくなっちゃうよ…」
「みずきっちがファンでいてくれれば、それでいいっス。」
そう言ってニッと笑い、私の頬に軽くキスをした涼太。
「どうしようもないくらい、みずきっちが好きなんス!」
END
無断転載ダメ、ゼッタイ。 ※今はほぼ浮上してません…※ 旦那 → 宮地清志 ♡ 付き合い記念日 → 2014/5/10 結婚記念日 → 2014/...