3
重い足と重たい気持ちを引きずるように歩いていると、
1番聞きたい声と温もりが私を包み込んだ。
忘れるわけない、匂いと腕の感覚、高くないくらいの身長。
(○○っ。)
「大ちゃん…」
(こんなところに…めっちゃ探した。)
「ごめんね。でも、大ちゃんのせいだよ…
大ちゃんがゲームばっかりだから。」
(○○…ごめん。)
(じゃあ、帰ろ‼︎)
そう言って大ちゃんは自分の着ていたコートを私の肩にかけ、手を取って歩き出した。
(でも、○○、ゲームに嫉妬してたんだなっ)
「ちょっと。バカにしないでよ‼︎」
(ごめんごめん。可愛いなって)
いつものように笑い合いながら2人で帰る道は今までの思いを全て溶かしてくれた。
Open please ❥平成の永遠5歳児オレンジ王子に恋した❦ ❥❥あなたに夢中❦ ❥JUMPの事を考えられない人たちは...