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「あのさ、さっきから…顔が近い…です」
「だって、お前話聞いてないんだもん」
「ぼーっとしてただけ!」
裕也は、私の気持ちも考えないで…こっちの身にならないで…。
こんな気持ち。初めてだ。
V字路のとこで私はいつもここでわかれる。
時間経つの早いなぁ…。
「明日は楽しみに待っててね!美味しいお弁当作ってくるから!」
「おう!…じゃあ…な!」
待って、まだ…まだ話したいよ。
でも、言葉にすることができず、裕也は歩き出してしまった。
まだ…行かないで…。
急いでとった行動は、裕也のシャツを掴む事ぐらいで、何も話せない。
「どうした?」
「あの…えっと…。…まだ、一緒にいちゃだめ?」
「だめ」
「えっ…」
「もう、暗いからなー」
「そうだよね…ごめんね!ばいば…」
春桜です♪ 投稿中の 泣き虫な私→優しい先輩へ よろしくお願いしますd( ̄  ̄) ・失恋しても好きだから ・kiss×kiss ・音恋 ・幼馴染...