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勢い良くお弁当に、がっつく姿を見て安心した。今日に限って唐揚げにしてよかった。
「超美味い!」
「はい。お茶」
「サンキュー」
美味しそうな顔を見てるだけで、いい。
裕也は、なんでそんな顔するんだろう。なんで…優しいの?
「裕也、いつも…ありがとう」
「ど、どうした?急に」
「なんか…言いたくなったから…」
「お前は食べないの?」
「食べるよ」
小さなお弁当の蓋を開けた。
裕也の顔が変わった。
「俺と違うじゃん…」
「私はあの量無理だから。唐揚げも先週食べたし…」
「うわぁ…なんかごめん」
「別にいいよ。ほら、カレカノとか言われない為とかあるんだけど…」
「俺、別にそれ言われたって嫌じゃないぜ。お前となら…」
えっ…それって…どういう意味なの?
春桜です♪ 投稿中の 泣き虫な私→優しい先輩へ よろしくお願いしますd( ̄  ̄) ・失恋しても好きだから ・kiss×kiss ・音恋 ・幼馴染...