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「えっ…どうした⁈」
「なんでもないよ…。大丈夫、大丈夫…」
落ち着け…自分。
いつも通り、笑ってればいいんだよ。
まだ、目の前には裕也がいる。
「ごめん…なんか、思い出しちゃって」
「俺の前ではさ、我慢なんてするなよ」
「えっ…?」
裕也は、私の腕を掴んで走り出した。
止まった所は、V字路の近くの公園だった。
昔、亮とよく遊んでいた所。
懐かしいものが目に入る。
裕也を見ると、両手を広げて私を見ていた。
「我慢なんてするなよ。いつでも、泣いていいから」
「ゆう…や」
それって、抱きついていいの。
我慢なんてしたくもないよ。でも、これも我慢してる。
正直でいいじゃない…!
私は裕也の腕の中に入った。
春桜
春桜です♪ 投稿中の 泣き虫な私→優しい先輩へ よろしくお願いしますd( ̄  ̄) ・失恋しても好きだから ・kiss×kiss ・音恋 ・幼馴染...