風織side
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拓「今なんて言ったんだ?」
風「ん?何も言ってねーよ〜」
良かった。聞こえてない
思わず口からこぼれてしまった…
ーカラオケ終了ー
風「楽しかったなー♪」
原「また3人で来ようぜ♪」
拓「そうだな」
拓海と二人でもいいのになー
原「今酷いこと考えてた?」
風「!!さ〜?」
ホント原君不思議な人だな
原「じゃあ俺こっちだから」
風「お。同じ方向じゃん」
拓「…じゃあまた明日な」
風「…拓海はこっちじゃないの?」
拓「逆方向だ」
風「そっか」
スタスタと歩いて行ってしまう背中をいつまでも眺めていると、原君が頭を叩いてきた
原「恋しいのも分かるけど帰ろうぜ」
風「うん…ん??」
原「風織くんは明らかに拓海好きデショ♪」
風「そんなわけないだろ!恋愛なんかできるはずがない!」
そうだ。この二人以外私が女だと知らない
それほど完璧に男を演じているのに…