風織side
投稿日:
324
2
5
0
原「別にしたっていいじゃん」
風「ダメだ!!」
原「それで苦しくないの?」
風「ーーーっ」
何でも見透かしてくる原君に苛立ち、合っているがために言い返せず、私は涙をながしてしまった…
風「ぁ…」
原「えっ…!ご、ごめ…」
原君が謝る前に逃げ出してしまった
こんなの、"男"じゃない
イヤだ…
積み上げたものが崩れていく、この感じ
自分が自分でなくなってしまいそう…
ーそれから一週間ー
原君と話せず、拓海とも話せず…
拓「おい」
風「なに」
拓「原と何かあったのか?」
風「別に」
せっかく話しかけてくれたのに…
こんな偽りの姿じゃなきゃ良かったのに…
風「っ…」
拓「風織?」
風「頭…痛いから帰る」
拓「…じゃあ俺も帰るよ」
風「何で」
拓「別に。どっち道今日早退する予定だったし」
そう言って拓海は帰る用意を始めた