小さな白い恋~ましろ~1-3
その言葉に私もキッと睨みながら
「な〜ら〜、自分で起きなさい!!」と言い
べしっと頭を叩いた。私は背中で
「いってぇぇ……。」と聞きながらキッチンへ
戻っては朝ごはんを作る。
出来上がり、匂いにつられてきたのか
綾もリビングへ下りてきて2人で食べ始める。
同じに食べ始めても先に食べ終わるのはいつも
綾…って当たり前よね。
少し遅れてご飯を食べ終わり、片付けをして
身支度。
前髪をセットしていると、玄関の方から
「ねーちゃん、お先〜。」と綾の声。
「いってらっしゃ〜い。」、そう答えて
男子っていいなぁ…と思うのは毎日のこと。
綾が出てから15分たった7時40分。
私は用意をしてから鞄持って玄関に立つ。
…そして、「行ってきます!お父さん、お母さん!!」
にこっと微笑みながらそう言うと、声は凛と部屋に響き渡る。…そう、これも毎日のこと。
お絵描き&言葉綴り うたプリが酸素 なんて言っていたけれど360°頭の向きを変え SEVENTEENに魂を抜かれました。 もうジフナのためな...