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部屋の中にポツンとあるベッドの上には、頭に包帯を巻いた涼介。
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「涼介…?」
私の声に気づき、こっちを見ると同時に目を大きく見開いて驚いているのがわかる。
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「柚梨…どうして…」
「看護師さんかな、よくわからないけど…さっき涼介に電話した時に、来てって言われたんだよ。」
「あぁ…さっきまで、意識なかったんだよ…」
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「どうして…どうしてそんな大怪我をしてるの…、?」
「じゃあお前はどうして今ここにいるんだよ…」
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「えっと…「雅の妊娠はウソだった。」
私の代わりに言ってくれたのは侑李だった。
「は…?まじかよ…あいつ…」
涼介の眉間にシワが寄っている。
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