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「今まで辛い思いさせたからさ…これ。」
涼介が取り出したのは小さな箱。
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開けてみると、二つの指輪。
「ペアリング。ほら、よく俺用事があるってどっかに言ってただろ？それ。」
照れくさそうに言う涼介の耳は真っ赤。
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「すごく嬉しい…！ありがとう…！」
ゴールドピンクのリングは本当に可愛くて気に入った。
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頭は、他校との喧嘩で怪我したと涼介は教えてくれた。
「本当に心配だから、無茶しないでほしい。」
私が言うと、
「あぁ、ごめん。」
涼介が答える。
本当にわかってくれてる…？
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空 彩 (🌷)
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