ひーちゃん様リクエスト

• ハイラノ

｢すがああああ！！｣

｢うおっ！？｣


購買へ行こうと廊下に出た途端、後ろから呼ばれた名前とともに勢いよく誰かが飛びついてきた。まぁそれが誰かなんて分かってるけど。


｢どうした？ひろみ｣

｢ちょうど教室から出てくるとこ見つけたから、つい｣


可愛いなぁと思いつつ、俺よりも低い位置にある頭を撫でた。嬉しそうにパタパタと尻尾を振る犬みたいに見えるのは俺だけ？


｢すが｣

｢んー？｣

｢やっぱなんでもない｣

｢何だよ気になるだろー？｣

｢内緒！｣



バレーとは違う、何でもないこの時間も結構好きかな。

f i n .
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（知ってるか旭、あいつらあれで付き合ってないんだぞ）

（え、そうなの！？）