ゆゆ様リクエスト
「で、ここをこうすると答えが出る…って聞いてんのかよ」
「むー、全然分からん…」
ため息をつく俺の前で、優香は唸りながら問題と必死に睨み合っていた。
「また最初から教えるか?」
「いや、ここからはちょっと自分で頑張ってみる」
こっちを見向きもせずに答える優香にまたため息がでた。男の家に居るってのに随分無防備だなおい。俺の気持ちも知らねぇくせに。
細い手首、白い首、赤く綺麗な唇。
あーやばい。理性もたねぇかも。
「やっとできたぁ…」
たくさん書かれた計算式と答えをちらりと見てから、俺より小さな手を取ってその甲に唇を落とした。
「え、二口、」
「正解のご褒美」
「なっ…!?」
何も言えずにただ顔を真っ赤にして。少しやりすぎたか?
まぁでも、これくらいの意地悪は許してくれよ。
fin.
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