画像でつながるコミュニティ プリ画像

沖神

投稿日:
765 9 3 1

沖「どんなに必死で探しても、やっぱ一回手を離しちまったもんは見つかんねーって思ってた。そしたら…」
沖田は片手をあげてみせた。
沖「答えがあった」
彼が手にしているのはワタシのノートだ。さっき17歳の沖田の席に置いてきた。
沖「ここで会った時から、おめぇの言うことだけは信じてる。それだけはずっと変わんねぇ」
沖田は口角を上げて笑った。胸がいっぱいになってうまく言葉が出ない。やっと出てきたのは、とても幼い一言だった。
神「…バカ…バカ沖田ぁ!!」
まるであの頃みたいに叫んで、彼の胸に飛び込む。
神「本当は後悔したネ。たくさん、たくさん」
出会わなければよかったとさえ思った。沖田の顔も、声も、何も知らなければよかったって。自然に懐かしむことも、上手に手放すこともできなくて、優しい人を傷つけた。

次回、最終回です…

3
問題を報告
×
この画像を通報します。

ガイドライン違反の不適切内容(卑猥、個人情報掲載など)に対して行ってください。
通報内容は、運営事務局で確認いたします。

ガイドラインを確認したい方はこちら
画像の権利者および代理人の方はこちら

※1画像につき1人1回通報できます。
※いたずらや誹謗中傷を目的とした通報は、
ガイドライン違反としてペナルティとなる場合があります。

問題を報告
×
このコメントを通報します。

ガイドライン違反の不適切内容(卑猥、個人情報掲載など)に対して行ってください。
通報内容は、運営事務局で確認いたします。

ガイドラインを確認したい方はこちら

※1コメントにつき1人1回通報できます。
※いたずらや誹謗中傷を目的とした通報は、
ガイドライン違反としてペナルティとなる場合があります。