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騒動を聞きつけて複数の足音が近づいてくる。
『な…今来たら巻き込まれる…!!』
神「余所見しないでヨ。」
『っ!』
拳が真っ直ぐに飛んでくるのがスローモーションのように錯覚を起こす。もう駄目だと目を瞑った。
「何やってんだ、団長。」
拳の代わりに耳の奥に低い声が響く。薄らと目を綻ばせたら神威の手を止めている中年ぽい男性。これもあの時の夜兎だ。
神「…邪魔しないでよ阿伏兎。」
阿「何言ってやがる。このスットコドッコイ。…これ以上やったら船が沈んじまうだろうが。」
来「何してるっスか!!」
来島まで騒ぎを聞きつけて私に駆け寄ってきた。
『…触るな。いいから私に構わないで。』
安心して膝をついている私の手を取って立ち上がらせようとこちらに向けられた来島の手を払う。
杏樹といいます! 創作オリキャラ×銀魂キャラで銀魂二次創作小説書いてます 苦手な方はお引き取りください(*´•ω•`*)