No.2リクエスト5

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コックに華のご飯を、と頼むとかわいらしいお子さまランチを作ってくれた。華にそれを持っていくと目をキラキラと輝かせた。

華)「すごい！食べていいの？」
5)「もちろんよ。」
華)「わぁ！絵本でしか見たことなかったよ！いただきまーす！」

華は美味しそうにもぐもぐと食べている。華のことをコックに預けて私は若様の元へと向かった。

───
コンコン
ド)「誰だ。」
5)「若様、ベビーです。」
ド)「入れ。」

若様の部屋にはいると若様はデスクで書類を見てはサインをし、を繰り返していた。

ド)「どうした」
若様は顔を上げずに私に用件を訪ねた。

5)「あの子のことについて。」
そういうと若様はぴたりと手を止め私の方に顔を向けた。その表情にいつもの笑みはなくいつになく真剣な顔つきだったので私は柄にもなく緊張した。