長編58
ユ「ねぇ、ベポ…」
べ「ん?どうしたの?」
テーブルの上の食べ物を美味しそうに頬張るベポの袖を再度つんつんと引っ張った。
ユ「あの、このお酒あんまり私得意じゃないかも…。」
控えめにそういうと、ベポは眉を下げ、
べ「うわぁ!ごめんね!ちょっと待っててね!」
どたどたと走って行った。
ありゃ…なんか申し訳ないことしちゃった。
ふと、隣のローさんをちらりと盗み見てみると、先ほどとペースを変えずにジョッキを傾けていた。
わ〜…かっこいいな…。
よくこんなに飲めるなぁ。大人ってすごい。
なんて思っていたら、またどたどたとベポが走ってきた。
べ「はい!これなら飲めると思うよ!」
そう言いながら差し出してきたのは、前と同じジョッキ。
ユ「ありがとう!」
ジョッキを受け取り、中身を見てみると、ビールよりも薄いオレンジ色をしたほんのり甘い香りのするものだった。
⚠︎更新停止中⚠︎ プロフ読んでね↓ #Twitterでは活動中 #描くより見る #書くより見る #とにかく見るのが大好き #コラロ #ローコラ #ドフロ #...