抱きしめて!
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星雅の横を通り過ぎると、廊下をスタスタと歩いてる朔弥を追うと教室から出てきた生徒と喋りだす。
そんな笑顔で話さないでよ!
ふと、星雅に言われた言葉が頭をよぎった。
“ 嫉妬 ”
そぅ、私は嫉妬をしてるのかもしれない!
そう気付くのに少し時間が必要だったけど、気付くと嫉妬という粘ついたものが膨らんできた。
「朔弥……センセ……イ!」
そう呼ぶと朔弥を引っ張って話してた女子から離した。
「遊佐さん……」
なんで、またそう呼ぶの?
「……遊佐じゃないもん!」
遊佐さんなんて呼ばないで!
The Wanted
恋愛小説書いてます!読んでくれると嬉しいです。 今まで書いた恋愛小説↓ ・手の届かない放課後 ・ライオンな私とオオカミな彼 ・そばにい...