君は
玄関から聞こえてくるのは甘い声を出す まなと透き通る幼馴染の和田 陽介(ワダ ヨウスケ)の声。
「……まな、めぐは?」
一目見ただけじゃ見分けられない私たちを唯一見分けてくれる、陽介。
そんな、彼のことをもう10年間も想い続けて気持ちを伝えられないでいる。
理由はわかってる。。
幼馴染の関係を崩すのが怖いのと、まなも好きだから。
双子だからって同じ人を好きになるとは思ってなかったからずっと安心してたんだ。
……だけど、違かった。
双子は同じ人を好きになる。
性格が違くても想う人は同じみたい。
「なんか、めぐ支度遅くて先に行っててって言ってたよ。」
なんて、都合のいいように言うまなはすごいと思う。
支度が遅れたのは全部、まなのせいなのに……
恋愛小説書いてます!読んでくれると嬉しいです。 今まで書いた恋愛小説↓ ・手の届かない放課後 ・ライオンな私とオオカミな彼 ・そばにい...