僕の隣には⑤
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｢できた！｣
僕とあいつが好きだった場所。
遊ぶときも、泣いてしまうときもその裏山から見える景色を見るのが大好きだった。
これはそこから見える景色だ。
もうこの景色を一緒に見ることは出来ないと思うと涙がこぼれた。
｢あれ…ここで泣くつもりなかったんだけどなぁ…｣
僕はその絵を抱き締めながら泣いた。
あとはこの場所にいってこの絵と僕の片想いを捨ててくるだけ。
明日の放課後、その絵をもって行くことにした。
さよなら。
僕の片想い。
さよなら。
僕の好きだった人。
さよなら。
カラ松。
向日葵 低浮上
ただいま。 帰ってきたよ、また低浮上。
