二十一、消える
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「おい、向こうへ逃げたぞ。追え」
愛水を追いかけるように走り出す影の行く手を鞘無しの刀で阻む。
「…悪いが私は自分の敵だと思ったやつは逃がさない。」
そのまま彼らの脳天に刀を叩きつけた。
「…!?」
「これで思う存分動けるってことだ。」
口角を上げた。
「動きが変わっ──」
影が言葉をつむぎ終わる前に喉をかき斬る。
滑らかなようだが不器用ででたらめな刀さばき。
心置きなく動ける心地良さと、何かぽっかりと抜けてしまった心地がした。
刀を無心に振り、不思議な気持ちの招待は何だったのかと考えつつ、愛水の無事とこれからの幸せを願った。
鮎の塩焼き🐙
魚の数が浮上率。 🐟🐟🐟 暇人級浮上率(100〜75%) 🐟🐟 通常授業級浮上率(午後7時〜、75〜35%) 🐟 低浮上、コメ返のみ浮上(〜35%)...