アナザー 6
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ホームにいる奴らの数に辟易としながらも、僕はキャンパスを追いかける。一度見たら忘れられないくらいに見事だ。あぁ…早く。早くあのキャンパスの一面を赤く染め上げたい。湧き出る欲望に胸が高鳴るのが分かる。改札。まだるっこしい。次で、開く。開いた。行こう。キャンパスを
「あの、これ落としましたよ?」
唐突に体に触れた軽い感覚に僕は高まっていた感情が冷めていくのを感じた。誰だ。そう思いながら振り向くと、制服を着たやつが立っている。その手にはハンカチ。僕が使い終えた道具を拭くための物だ。落としていたのか。
殺神屋
殺神屋ですヽ( ´ ∇ ` )ノ よろしくお願いします お返事が遅くなってしまう時もあります。そのときは、申し訳ありません。