梓の過去と記憶
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『あっちいけ!!この化け物!!』
『こっちくんな!!化け物!!』
『またお前か!!薄汚い化け狐め!!』
『化け物が来るぞ!!逃げろーーーー!!』
『気味悪いだよ!!』
『忌ま忌ましい化け物め!!とっとと失せろ!!』
『あんさん、大丈夫かいな?』
『名前無いんやったら、うちがつけたる』
『梓、それがあんさんの名前や。今日からあんさんは、梓やで』
『うちと一緒に行かへん?ここにずっとおるより、その方がええとおもうんよ』
「久しぶりやな、あん頃の夢見るなんて・・・」
この力を気味悪がられ、集落の人全員から忌み嫌われ、化け物と呼ばれる名のない孤児やった頃の夢
姉はんに出会って助けてられ、梓という名を貰うた時の夢
姉はんに連れられて集落を出た時の夢
「久しぶりに見たら目覚めてもうたな、ちと夜風に当たろうかいな」