戦闘後医療施設にて、ツバキ視点
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「颯斗・・・」
おそらく回診に来てたのだろう、カルテを持った颯斗の姿がそこにあった
颯斗がいるという事は、ここは医療施設の病室という事
「バイタル共に異常は無し。一応聞くが、自分に何があったか思い出せるか?」
私の体に繋がった機械を見ながら颯斗にそう言われ、朧気な記憶を辿り何があったか思い出す
確か、暴走したアキレナを止めようとして・・・
「なぁ、アキレナはどうなってた?」
私が医療施設に運び込まれているという事は、アキレナも運び込まれているはず
アキレアの事が気になり、まずは自分の心配をしろと呆れながらもアキレナの事を教えてくれた
「あいつなら別の病室だ、最も運び込まれてきた時、既に大量出血による貧血及びショック状態を起こしかけていたのと、暴走の反動もあってかまだ意識は戻っていないがな」
「そうか・・・」