智さんに 雨 宿 り

• 大野智
• 嵐

続き…

「形として残るものを作ることが、好きということなんだよね」
関心を抱いた対象物(人)の特徴を的確にとらえ、感じたままに表現する。だから、いくら忠実に模写したとしても、単なる模写だけには終わっていない。
人 の観察が大好きだという彼が、演技者として芝居の幅を大きく広げたのは、一昨年から昨年にかけて。
少年隊ﾐｭｰｼﾞｶﾙ『PLAYZONE2001』と初主演舞台『青木さん家の奥さん』
で演じることの″恥じらい″を克服した。初出演映画『ピカ☆ンチ』ては、泣き笑い顔が印象的なおとぼけ役を巧みに演じて、観る者をうならせた。
「『青木さん…』では毎日追い詰められましたよ。ほとんどアドリブだったので、劇中で『一発芸を見せろ！』って言われたら、そこで何かやらないと場がシラけちゃう。だからもう無我夢中でやってるうちに、
怖いもの知らずの″無敵″になりましたね(笑)」