49話
少し期待していた部分もあったのに。
まぁ、いいか。
と紫苑はベッドに寝そべった。
「大丈夫か?」
『お父さん』
薬を持った父が立っていた。
「父さんはもう仕事行くけど、薬飲んどけよ」
『うん』
でもなぜだか、父の顔は険しかった。
『どうしたの?』
見たことなかった。
いつもはもっと優しそうな顔なのに。
父「最近、不/良と絡んでるらしいな」
いや、この顔は初めてじゃなかった。
ずっと昔、父と母が分かれた時の顔と同じだ。
父「もう絡むのはやめろ」
『...!!』
すぐに高杉のことだとわかった。
"不/良"という言葉が胸に刺さり、そして怒りがわく。
ほぼ毎日、ほぼ22時に更新っっ!!! *連載中* 短編をちょくちょく出して行く予定です 最近はスランプ??というか全く妄想が働きません(...