98話
長谷川「何って、見りゃわかるだろ。バイトだよ」
『かき氷にしちゃ高いよね...』
あぁ、と長谷川はうなずき、声をひそめる。
長谷川「夏祭りっつったらよ、夏のビッグイベントだろ。だから財布の紐も緩んでんだよ」
そう言いながらかき氷を差し出す。
『いいカモってことか...』
長谷川「ま、まぁ、早い話が、そうだ。二つで1200円な」
そこまで聞くと紫苑はメロンのかき氷を高杉に渡し、
ぶどう味のかき氷を食べる。
長谷川「あれ...小金井?」
『ごめん。流石にこんな高くちゃいけないよ』
長谷川「え...って、おい!!!待てよ!!!」
紫苑は600円だけ置いてその場を去った。
ほぼ毎日、ほぼ22時に更新っっ!!! *連載中* 短編をちょくちょく出して行く予定です 最近はスランプ??というか全く妄想が働きません(...