117話
これで高杉とは別れなくてはいけないのだから。
泣かないわけがない。
『嫌だ...嫌だよ......』
高杉「......これが事実だろ。俺と関わればいつかそうなるとは思ってた」
『...でも』
高杉「仕方ねぇよ」
仕方ない...
仕方ないで済んでいい話なの...?
晋助にとって私はそんな存在だったの?
『違う...』
ぽつりとつぶやく。
そんな存在だったら紫苑がどんなに苦しめられようと気にしないはずだから。
晋助は私を思って決めた条件だったから。
晋助は本気なんだから、これでいいんだよ。
必死に自分に言い聞かす。
ほぼ毎日、ほぼ22時に更新っっ!!! *連載中* 短編をちょくちょく出して行く予定です 最近はスランプ??というか全く妄想が働きません(...