四話
「ずっと気になっていたんですけどね、なんでそんな笑顔なんですかぃ?」
『んー、楽しいからですかね?』
「へー...」
楽しいと笑う。
普通のことでも、今の佳那の笑顔は可愛いものではなかった。
『沖田さん...本当に面白い人です』
「...は...?」
『もっと楽しいことってありますか?』
例えば...と言いかける佳那にそっと刀を向けた。
「俺のものになるなんてことが楽しいだろぃ」
『ふふっ...それは楽しいですね』
ニッと笑う佳那。
狂っているのは俺だけじゃなかったようだ。
「それはそれでいいか」
『いいんです』
〔互いに病みつき、闇に憑かれる〕
end
ほぼ毎日、ほぼ22時に更新っっ!!! *連載中* 短編をちょくちょく出して行く予定です 最近はスランプ??というか全く妄想が働きません(...