3話
『いや、風邪や。絶対風邪や。マヨに報告してくる』
うちはサッと立ち上がって土方さんに報告に行こうとしたが、
「遊乃...待ちなぜぇ...ゴホゴホ」
と、なんとも弱く、かすれた声で引き止められたので、
『ん?』
止まるしかなかった。
「誰にも言わないでくだせぇ...土方さんに知られたらめんどいんでさぁ」
『んーー...』
少し考えた。
やっぱり言わないといけない気もしたし、
でも大好きなおっきーのお願いだし...
『......しゃーない。言わんとく。でも、』
「...でも?」
『うちが看病するで。オムライス作ったるわ』
「ありがとうごぜぇやす」
柄にもなくそんなことを呟く。
ほぼ毎日、ほぼ22時に更新っっ!!! *連載中* 短編をちょくちょく出して行く予定です 最近はスランプ??というか全く妄想が働きません(...