第138話 アイコンタクト

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彪「ちが…」
絵「彼女よりも…指名客のが大事なんだもんね…」
彪「んなこと…ゆって…な…」
絵「わたし、帰るね
このままここにいても仕事の邪魔するだけだし」
敦「絵里ちゃん…」

この時わたしは敦綺さんと目を合わせ
ウィンクをしてアイコンタクトをした

敦綺さんはたったこれだけのことで
わたしの考えを理解してくれた様子だった

敦「うん、分かったよ絵里ちゃん」
絵「はい、あとはお願いしますね」

わたしは立ち上がって
トイレを出ようとした
すると
上着の袖を引っ張られた

彪「…((袖掴む」
絵「何してんの」
彪「や…((袖ぎゅ」
絵「は？」
彪「やぁ…や…((涙目」
絵「何が」
彪「行く…な…((泣」
絵「行こうとしてんのそっちぢゃん」