三十歳の緑間から
「真ちゃん、会いにきてくれたんだね。
すっげーうれしいわ。
……でも、真ちゃんはまだここに
くるべきじゃない。
だめだよ。はやく戻らなきゃ。
家族のために、自分のために。」
俺はその日
奇跡的に一命を取り留めた。
以来、病気は
医者も驚くほどに良好へと向かった。
奇跡的な一命を取り留めた前日に書いた鍵のついたタンスにしまったままの
高尾への手紙。
その手紙を捨てようとタンスから
とりだすとそこには赤色のペンで大きくばつ印がうってあった。
鍵は俺が肌身離さずもっていたから
タンスは誰にもあけられない。
じゃあ、このばつ印は誰が書いた?
「……お前が助けてくれたのだな。
高尾のくせに生意気なのだよ……」
ーーーーーーーーーーーーーーー
前回投稿したやつの続き、みたいな。
※転載、加工は禁止です。
たくさんのいいね!コメントありがとうごさいます。 こちらのユーザーのアルバムは全て転載、加工など著作権の侵害に関わるような行為は一切...