20歳の黒子から大切な人へ。
「俺、黒子っちのこと好きだよ。
友達としてじゃなくて、恋愛対象として」
あの日、僕は初めて告白された。
ただうなずくだけでよかったのに
あのときの僕は
未熟で
怖くて
素直になれなくて
ただただ誤魔化しかただけを
頭の中で必死に考えてた。
もしあのとき、
あのときうなずいていたなら…
いまごろきっと…
あの日、僕は好きな人からの告白を
なかったことにした。
「黄瀬くんは演技が上手ですね。」
交通事故で亡くなったのは
それから3日後のことだった。
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最後の文字がにじんでいるのは
素直にならなかった自分への嫌悪と
素直になってくれた黄瀬くんへの感謝の涙。
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