りぼめる
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パラパラと読みたくもない本をあたしはめくっていた。
軟かな日差しがテラスのイスに座るあたしに降り注ぐ
ふわああとあくびを噛む訳でもなくそのまま出す。
するとバタバタと忙しなく走る音が聞こえて、あたしはパタンと本を閉じた
「○○!!これはどう言うことだ?!」
「どう言うことって‥‥‥‥そのままだけど?」
肩で息をするジョットさんがあたしを睨むもその視線に対して気にもしないであたしは笑う
「これ以上ここにいる訳にはいかないわ‥‥‥。お父さんの」
「君はオレの婚約者だ」
「‥‥‥‥‥‥世の中、口約束だけでは意味をなさないことを知ってるでしょ?‥‥‥‥貴方は優しい。本当に優しい人」
続く
名無しさん