Close yet far…12
「でもさ、山本って誰にもあんなこと言いそうじゃない?」
「言わないって!
本当に俺山本が女子に可愛いって言ってるの初めて見たよ」
「俺も見たことありません」
沢田と獄寺の言葉に黙ってしまった。
その後、私の色紙を見た友達もそれが山本の字であると判断したのである。
彼女達も沢田同様、山本に関することでからかってくる。
「ゆうやはさー、山本君のこと好きじゃないの?」
「…好きじゃないよ」
正直に言ってしまえば、私は惚れやすい部類に入ると思う。
友達にも「ゆうやは恋に恋してるよねー」と言われるぐらいだ。
でも、私の恋愛には何かしらトラブルが発生する。
前の恋愛では友達と同じ人を好きになった。
それが辛くて面倒臭くて、しばらくは恋愛をしないと決めたのだ。
だから今は誰のことも好きにならない。
それが人気者の山本だろうが関係ない。
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甘がかけぬわぁい
行方不明になっていましたがようやく復活しました。 しばらくは夢小説メインで活動して、シリーズが完結し次第、夢小説のアルバムは削除しよ...