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…
いつもより、ドキドキした朝。
学校に着いて、自分の上履きを取ろうとした。
ポンポンっ
後ろから肩を叩かれて振り返ると頬に人差し指が当たる。
「ハハッ、引っかかった」
「…琉生、おはよ」
そんな子供みたいな真似をしてきたのは琉生だった。
こんなに早く会えると思ってなかったから、少し驚いた。
「あはよ、絢」
「…昨日は…ごめんね」
「いいよ、泣いてるのには驚いたけれど。
何か理由があったんだろ?」
「……ありがと。」
琉生のことだよ、なんてそこまでは言えない。
でもそれを聞いては来ない、琉生の優しさに少し甘えよう。
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。