No.36
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………え…?
私は瞬きするのも忘れて
だんだん遠ざかっていく大和を見上げる
ピントが合うと真っ赤な大和が目に入る
は…は!?
今、私…
キスした…?
目が合うと私は即座に顔を背けた
机に寝そべり沢山の沈黙の後
先に口を開いたのは大和だった
「ごめん」
思考が現実に追いつかなかった
今のがキスだから謝ったの?
大和はゆうかが好きなのに?
なんで私に…
キス、したの?
気づけば私の目から
一筋の涙が溢れる
「泣くなよ…そんな嫌だった?」
「ちが、ちがう」
上手く言葉が出ない
私は大和を見れないままだ
「今のキス?」
「ごめん」
「なんで…なんで?」
「は?」
「なんで私にキスなんかするの…」
掠れた声で呟くように聞く
恋する乙女。☆彡
中2です!恋愛小説を書いています。 back number、GReeeeN、orange、となりの怪物くん、オオカミ少女と黒王子、好きです!